冬の味

小学五年 小田 華子

はぁ~っ

あさ 外に出ると

空気をいっぱい吸いこむと

どうしても声がでてしまう

空気には 味がまざっていると

私は思う

 

今は冬

冬の空気を吸うと

氷ざとうをなめているような

かんかくになる

へんな感じだけど

いやなわけじゃない

 

たくさん水を

のんだあとのように

気分がスカッとする

はぁ~っ

 

 

(子どもの詩『サイロ』No.781 1月号より )

 

 

スイミーになった

小学三年  中村 奏碧

 ドキドキ

学習発表会で

主役になった

わたしはスイミー

 

その日は家族が

七人も見に来た

スイミーなのに

顔がまっ赤になっちゃう

でも家族から

「役になりきってたね」

って言われた

 

スイミーになりきれた

わたしはスイミー

 

 

 (子どもの詩『サイロ』No.781 1月号より )

でん車

小学二年  四戸 篤成

 

ずっとずっと

 

でん車を

 

まつ

 

まつ

 

まつ

 

自分からむかえに

 

いきたくなった

 

 

 

 

(子どもの詩『サイロ』No.781 1月号より )