四歳 芳賀 匡基
思い出絵本はおなかの中にあるの
ママの写真は今日は100枚
パパは1枚
お姉ちゃんは5枚
思い出絵本はいっぱいあるの
いつも見れるの
お風呂テレビでみれるの
思い出絵本は思い出ができたときにみるの
思い出かできたときは少ないの
思い出ってもっと前のこと覚えてるよね
それをテレビにするのが思い出絵本なの
(お母さんより)
【口頭詩】
子どもの詩的なことばを、大人が聴き取り、書き留めたもの
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小学四年 道下 悠輝
ぼくには妹がいる
その名は
「いやいやかいじゅうえみちゃん」だ
えみちゃんのこうげきがはじまった
ごはんいやだ‼ ねんねいやだ‼
おふろいやだ
ぼくはたいりょくがけずられていく
にいにいやだ‼
ぼくはもうげんかいだ
でもままがいってた
これはいやいやきなんだって
あと一年後にはこのたたかいが
なくなるのかな
(子どもの詩『サイロ』No.775 7月号より)
小学五年 小玉 千陽
せきがえをした
前の学校でも
せきがえをしてたけど
人数が少なかったから
つまらなかった
けど今の学校はちがう
せきを選ぶだけで
すごくドキドキする
せきがえが終わって何日かたつと
前のせきとまたちがうふんいき
しずかだったりうるさかったり
またせきがえをしたら
ふんいきが変わるんだろうな